衆議院が解散され、各党が選挙に向け活動を始めていますが、自民党内部で対立が加速しています。
石破首相の組閣
総裁選に勝ち、石破首相が組閣しましたが、従来であれば戦った高市氏含め高市氏の陣営からも入閣させるのが慣例となっています。
高市氏自身は総務会長への入閣の打診があり、それを断った形となっていますが、高市氏の推薦人や高市支持派が多い旧安倍派からの入閣はゼロとなりました。
負けた以上、入閣される人数は少ないとは思いましたが、ゼロとなったことで露骨な人事とも言われています。
そのことから、自民党内の約半数を敵に回したとも言われています。
政治資金収支報告の不記載議員
メディアでは裏金議員と言われていますが、その議員の公認問題でも党内を騒がせています。
当初、公認すると発言していたが、外部からの声が大きくなると途端に態度を変え、非公認とする方針に変えました。
非公認になった議員はほぼ旧安倍派の人間であり、内部からは敵対派閥を除外するために動いていると見られています。
応援演説
旧安倍派潰しを行っている裏で、総裁選時に石破氏を支持していた河野氏や林氏といった人たちは、高市氏に高市氏に応援を求める動きを取っています。
その背景には党内の亀裂や、石破首相の抱えるリーダーシップの問題が影響していると見られています。
総裁選後も、麻生氏が高市氏に助言したように、高市氏の影響力は強くなってきています。
すでに全国120以上の選挙区から応援依頼が来ているように、党内の基盤固めを行っているようです。
また、石破氏の失望により、高市氏に鞍替えをした議員も一定数いるのではと思われます。
総裁選中と総裁になってからの発言のブレなど、内部の人ほど如実に感じる部分が多く、石破氏から離れる人も出てきていると思われます。
議席数
世論調査でも自民党の議席数は30ほどは減るのではと言われていますが、今後の石破氏の発言でまた大きく変わってくる可能性はあります。
自民党内での力関係も今後動く可能性もあるので、注目して行きたいと思います。
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