自民党総裁選に出馬している、小泉進次郎候補ですが、海外から輸入される飲料用ミネラルウォーターの購入を辞め、国産のミネラルウォーターまたは水道水に変えれば、可処分所得が増加し家計の懐が温かくなると発言しました。
発言の背景としては、視察先である千葉県富津市で水政策について見解を問われたため、上記の回答をしています。
小泉候補は「水が美味しい町なのにコンビニで外国のペットボトルの水を飲んでいる。こんなに理屈の合わない消費の仕方はない」と発言。
また、「水道水とコストを比べたら100倍以上違う。高いものをわざわざ飲む、私はこういう基本的な日常の水の飲み方、使い方を変えていく」との発言をしました。
国内生産と海外生産のミネラルウォーター
ミネラルウォーターですが、国産と海外産の割合はどのようになっているのでしょうか。
参考として日本ミネラルウォーター協会の統計資料を見ました。
統計情報を見ると年々海外からの輸入量は減っています。
実際にコンビニなどで売っている商品も国内生産が多く、海外生産のミネラルウォーターは減っていますね。
コンビニに行くことがないと思われる、小泉候補らしい発言です。
ミネラルウォーターではなく水道水
では、国内産のミネラルウォーターを買うのではなく、水道水を飲料水として飲むべきと発言が本音なのでしょうか。
確かに水道水のほうが遥かに安いですが、値段を気にしている層は既に行っていることでもあります。
また、普段からミネラルウォーターを使用している人たちは、値段のことは分かったうえで塩素の臭いが気になるといった人たちです。
小泉候補の発言にあるようなミネラルウォーターは高いから水道水を飲めというのは、ずれた回答であると言えます。
また、小泉進次郎候補の考える水政策とは、海外産は輸入を辞める。国内産も高いから水道水で十分ということなのでしょうか。
水源の外国資本
日本は水源が豊富な国でもありますが、一昔前から中国人による水源地の買収も問題となっています。
そのことについて触れなかったのも残念に思います。
単純に飲料用ミネラルウォーターを買わなければ良いと言っていますが、ますます消費が冷え込むことを望んでいるのでしょう。
実質賃金がマイナスに向かっている状況の改善をする気がないと言っているようにも見えます。
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