家庭ゴミの有料化とは
家庭から発生するゴミについて、排出する住民自身が処理手数料の一部または全部を税金とは別に負担する仕組みのことをいいます。
家庭ゴミ有料化のメリットとデメリット
メリット
- 家庭ゴミ排出量の削減
- 資源物のリサイクル推進
- ゴミの発生抑制、再使用、再利用の推進に向けたゴミへの意識向上
- 焼却場、最終処分場の延命化
デメリット
- 家庭の金銭的負担の増加
- コンビニ等への不法投棄、不適正排出の増加
- 指定袋販売店における事務負担の増加
一番の懸念は不法投棄、不適正排出の増加となります。
そのために自治体で監視カメラの設置や夜間における監視パトロールなどの対策が必要となり、コストが増えることになります。
東京都の動き
現在の処分場の延命のため、家庭ゴミの有料化を導入する検討を進めています。
既に多摩地域など有料化を実施している地域があり、そちらでは平均で1割ほど削減されています。
有料化の導入は23区の総意が必要となりますが、現在は江戸川区、世田谷区、千代田区など17区で葛飾区と同様に基本計画の中に有料化の検討が含まれています。
今後も2025年1月の幹事会で家庭ゴミの有料化について検討が行われ、有料化に向けて動きがある予定となります。
物価高騰が続くなか、都民の生活に、さらなる負担増となる見込みとなります。
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