立憲民主党は常任幹事会で、次の衆院選に向けた総合選挙対策本部の本部長代行に小沢一郎さんを起用することにしました。
小沢一郎とは
最近は影の薄くなった小沢一郎さんですが、どのような人なのでしょうか。
様々な政党を渡り歩いていますが、印象に残っているのは民主党を政権に導いたと言われる、鳩山由紀夫、菅直人、小沢一郎の1人ということだと思います。
ただし、民主党政権がアレだったため、2017年の第48回衆議院選挙では、小沢王国とまで言われていた岩手3区で30代の若手に敗れる結果となりました。
比例で復活
国民としては地元の人間でさえNoを突きつけた結果となったのですが、比例制度のおかげで復活当選となりました。
小沢さんが敗れた原因としては、民主党政権への答えということもありますし、裏金や献金等による疑惑があったことも大きいです。
現在の小沢一郎
「政界の壊し屋」などと呼ばれ、自民党を2回下野させるなど剛腕を誇った小沢一郎さんですが、現在では存在感を失いつつあります。
次期衆院選については、野党各党との候補者を調整して1本化できれば自民党に勝つことができると発言しているが、野党各党との交渉など「時間がないから難しい」とも言っています。
野党各党と調整したら確かに良い勝負にはなると思いますが、根本的に各野党はそれぞれ見ている方向が違います。
元々一つであった立憲民主党と国民民主党も、現在は両方保守よりの政党とも言えますが、立憲民主は緊縮財政派、国民民主は積極財政派ですし、れいわ新選組は保守とは正反対の政党でもあります。
見ている方向が違いすぎるため、自民党に勝つことをゴールにしないでそのあとのことも考えて欲しいと思います。
自民党を下野させることに注視すると過去の民主党と同じことになる可能性が高くなるのではと思ってしまいます。
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