ドラゴンクエストIIIのポリコレ問題

雑記

2024年11月14日に発売予定となっているHD-2D版の「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」ですが、キャラクターのデザインや性別表現の変更を巡り、議論の的になっています。

女性キャラクターの戦士の衣装変更

ドラゴンクエストIIIには様々な職業のキャラクターがおり、さらに男女で選択が可能になっていますが、その中で、女性の戦士のキャラクターデザインがFC版と比べ露出が控えめに変更されています。
また、性別選択でも「男」「女」となっていたものが、「タイプ1」「タイプ2」といった形に変更されました。

ポリコレ問題

最近のゲーム開発において問題となっているポリコレ問題ですが、ドラゴンクエストシリーズの生みの親でもある堀井雄二さんと、元週刊少年ジャンプ編集長である鳥嶋和彦さんが、ゲームクリエイターズトーク特番で言及していました。

両名とも、こうした規制の背景に対し不満を述べています。
ゲームはフィクションであり、現実世界の規制をゲームに持ち込むべきではないと発言していました。

露出二関しては、日本においても騒ぐ人も多くなっている現状では、厳しくなるのは仕方ないところもあると思いますが、「男」「女」の表記を「タイプ1」「タイプ2」にする必要性がわかりません。
このようにすることで誰が喜ぶのでしょうか。

個人的にしっくりきたのが、鳥嶋さんの「ある種の絶対神というべき、善の名を借りた悪みたいなものがある。全員が不快感を覚えないなんてことはない。」という発言です。

全員が納得のいくものはありえないですし、多様性をうたうなら、「男」「女」の表記にどうこういうのも間違っています。
様々な表現は否定されるものでもなく、昔ながらの表現が古いから駄目だということもありません。

むしろ、海外の作品はポリコレ問題を意識するあまり、作品に黒人が出ないといけない、女性はブサイクでないといけない、同性愛者が必ずでないといけないと一つの作品に無理やり詰め込んでいる印象を受けます。

主人公が黒人の作品があっても良いし、女性がブサイクな作品もあって良いです。
同性愛者の作品があっても良いですが、一つの作品に詰め込む必要はないと思います。

ポリコレの思想は問題ないものなのに、強制の仕方を間違っている現状が問題だと思いますが、アメリカ側がポリコレを重視しすぎている現状だと難しいのかもしれません。

何故ポリコレは嫌われる?

日本以外の世界でもポリコレ文化を嫌っている人は比較的多いです。
若い世代である24歳~29歳の74%、24歳未満の79%が、ポリコレ文化に息苦しさを感じています。

また、ポリコレ文化はアメリカの問題であると考えている白人は79%であり、ポリコレ文化に反対しています。

では、何故ポリコレ文化は嫌われているのでしょうか。
ポリコレ文化の思想はけっして間違っていないです。
人種差別などはせず、同性愛者等にも受け入れていくことは正しい動きだと思います。

ただし、ポリコレ支持層の一部は、ポリコレを支持しない人達を強く否定します。
「差別主義者」「野蛮人」といった攻撃性を出してきます。

結論を言うと「ポリコレ」が嫌われているのではなく、「ポリコレ」を強要する「ポリコレ支持者」を嫌っています。

支持者は「ポリコレ」が全て、「ポリコレ」の条件を満たしていない作品は差別主義者の作品と思い込み、強く叩きます。
声が大きくなると企業などは、イメージの悪化を恐れ、言われないために作品の改変に走ります。
一つでもそのような作品があると、自分たちは正しいとますます思い込み、全ての作品を変えようとし、それに疲れた人たちがポリコレ文化を嫌いになっていきます。

日本は比較的影響が少ない

日本の作品は海外の作品に比べると、まだポリコレ文化の影響は少ないですが、安心は出来ません。
世界に展開する作品などは影響を強く受けるため、アメリカなどポリコレ文化が強すぎる国は規制等の見直しをしてほしいですね。

発売する国の中で一番規制の厳しい国に合わせる必要があるのは仕方ないですが、間違った規制が増えるのは簡便してほしいと思います。


コメント

タイトルとURLをコピーしました