石破総裁は29日に、衆議院解散総選挙の時期について10月中の可能性を問われ、「いろんな可能性は否定はいたしません」と答え、否定をしませんでした。
総裁選中は、10月1日からの臨時国会で、各代表質問のあと、予算委員会まで野党と議論を行ったうえで行うと、早期の解散はないと思われていましたが、「総理が替わるし、閣僚も替わる。国民のみなさま方の判断は、なるべく早く仰ぐべき」と述べていました。
そのため、早期の衆議院解散総選挙が行われるのではと話題となっています。
野党の動き
立憲民主党の野田代表は、石破総裁が発言した件について、与党を過半数割れに追い込むため、野党各党に選挙協力の対話を努める考えを示しました。
石破総裁は総裁選中に予算委員までは実施すると発言していたため、野党としても論戦をしっかり行ったうえで解散と想定していたが、裏切られる可能性が出てきました。
野田代表としては、国民に信を問うための判断材料として、裏金や旧統一教会の問題について論戦から逃げるようなら、「裏金解散」「臭いものにふた解散」だと述べています。
野田代表としては、調整期間が少ないことから、各野党とどこまで調整できるのかわからないが、誠意ある対話を各党と連携して、力を合わせていきたいと述べました。
石破総裁の支持率
石破総裁ですが、支持率は比較的高く52%となっています。
支持世代は高齢者層に多い傾向があるようです。
経済対策次第で、若者世代含め、幅広い支持は得られる可能性もありますが、言う事とやることの差が激しいため、実際にどのような政策を実施するのかが、重要になってきます。
実質賃金のマイナスが続いているため、実質賃金の上昇が急務ですが、その対策として掲げているものがどこまで通用するのか注目していきたいです。
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