岸田内閣振り返り

政治

自民党の総裁選が始まっている現在、改めて岸田内閣について振り返りをしようと思います。

岸田内閣

  • 第1次岸田内閣:2021年(令和3年)10月4日 – 2021年(令和3年)11月10日
  • 第2次岸田内閣:2021年(令和3年)11月10日 –
    • 第2次岸田内閣:2021年(令和3年)11月10日 – 2022年(令和4年)8月10日
    • 第2次岸田第1次改造内閣:2022年(令和4年)8月10日 – 2023年(令和5年)9月13日
    • 第2次岸田第2次改造内閣:2023年(令和5年)9月13日 –

所得倍増計画

菅総理の後任として、総裁選で当選し岸田内閣が誕生しました。
そこで岸田総理は「所得倍増計画」を掲げました。

所得倍増計画とは元々、昭和30年代に実行され、計画通りGDP(当時のGNP)を2倍にすることが出来ました。

岸田総理はその所得倍増計画の令和版を実行しようとしました。
しかし、昭和版では具体的な数字を提示していましたが、岸田総理の所得倍増計画には具体的な数字は提示されまいままスタートしました。

具体案もなく公約にしていましたが、実はこの計画は既に公約から外されていますし、なかったことにされています。

増税

一般の人に最も関係のあるのが増税です。
経営者ではなく、勤め人の場合、年収はそう簡単には上がらず、物価は簡単に上がる。
食料品の内容量は減っていく。
そんな覚えのある人は多いと思います。

岸田内閣のときに実行された増税、または計画された増税を記載します。

  • 防衛費増額のためのたばこ税増税
  • 防衛費増額のための所得税増税
  • 防衛費増額のための法人税増税
  • 復興特別所得税の期間延長
  • 給与所得控除の廃止:※
  • 配偶者控除の廃止:※
  • 退職金控除の縮小:※
  • 後期高齢者の医療費負担増
  • 介護保険料引き上げ
  • 走行距離税:※
  • インボイス制度導入
  • 国民年金保険料納付期間延長:※
  • 子育て支援金として公的保険料増
  • 森林環境税
  • 厚生年金第3号被保険者制度見直し:※
  • 厚生遺族年金の改悪:※
  • 結婚・子育て資金の贈与特例廃止:※
  • 生前贈与の持ち戻し期間延長:※

※:計画中の増税案

計画も含めるとかなりの増税をしようとしていますね。
サラリーマンは、ますます手取りが減る計画が多いです。
これに加え、まだ消費税を上げようとしているのも理解が出来ません。
まさに、取れるところから取る増税案だと感じます。

実績

いつのまにか外された公約や増税について書きましたが、岸田内閣でメリットはなかったのかというと、そんなことはありません。

外交についても安倍さんのように凄く上手いといったことはないですが、大きな失敗はなく無難なところだった印象です。(強く出ることもなかったですが。)

また、賃上げについても大手企業については実現出来ていたのではないでしょうか。
中小の賃上げに繋がるほどではなかったですし、多少上がった賃金以上に物価高が起こり実質マイナスですが、賃上げに成功したといえば成功といえます。

ただし、エネルギー価格高騰対策は実際に上手く行っていたのではないでしょうか。
ガソリン価格など海外の値上がりは凄かったですが、日本は値上がりはありましたが、海外ほどの値上がりを避けることは実現できています。

他にも細かなことを実現していますが、やはりマイナス印象が強いと思いますね。
増税はそれだけ一般人の影響も大きく、岸田内閣になってからは特に酷くなった覚えがあります。

今後の自民党

今回の総裁選で決まる人により自民党を支持する浮動票の人たちは大きく変わっていくことだと思います。
緊縮財政を進めていく限り、必要な支出でも厳しくなる人たちも多く出てきます。
財務省のための政治や、政治家のための政治を行うのではなく、幅広い一般人、特に日本では中小企業に勤めている人が多いので、その人達が安心して将来設計を行える政治を行っていってほしいです。

また同時に野党にも頑張っていってほしいですね。
批判・反対ばかりの野党ではなく、共に日本のことを考えての政治を行ってほしいです。
かつての民主党のように耳あたりが良い政策を謳っても実現性がない・低いときは支持者が一気に離れていきます。

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